フランスの自称「日本料理」バイキングに行った話
フランスで日本食は、もはやブームというより普通に浸透しています。
Carrefourのような大きなスーパーには、定員常駐のスシ販売コーナーがあり、鮮魚売り場では海藻が、"wakame"、"konbu"として売られています。
ですが実はフランスに溢れる日本食レストランは、大抵中国人オーナー、中国人シェフによるもの。純日本産はなかなかお高い…
なので、今回訪れた日本料理バイキングもあまり期待はしませんでしたが、、、
実際のところどうだったか、少しルポしてみます。
(とかいって、本当は急に日本のものが食べたくなって(←たまによくある)うちのフランス人を引っ張って行ったら、なかなか面白いものが見れたのでしゃべりたくなっただけ)
バイキングヤッホー
訪れたレストランはこちら。
www.hanabi-restaurant-japonais.fr
その名もMont Fuji(富士山)。
ネットのレヴューでは、夜より昼のがいい、寿司と巻き寿司がいい、でも店員に愛想がない、とのこと。
結局、その通りでした。
昼の料金が14ユーロいくらなのにくらべ、夜はプラス4ユーロ。ビュッフェ形式でたくさん食べたとはいえ、夜はちょっと高めな印象。
寿司以外のメニューとしては、定番のご飯に味噌汁、なぜか骨つきの焼き鳥に中華料理のスタンダードナンバー=牛肉のサモサを筆頭にした揚げ物類。
寿司には避けられないツッコミ所が多々あったにせよ、確かに他よりは美味しかったです。
例えば、これは大抵のフランス産自称・スシに言えることですが、ネタが薄く、丘のようにこんもりしたシャリでネタの薄さをカバーしています。
ええ、横からは一見同じようです。が、全く違います。
案内してくれたベテランの女性は、カタコトながらも慣れた様子でフランス語での接客をこなしていました。ちゃんと通じてるのか不安で水を頼むとき2回言ったりはしましたが、まぁ普通でした。
この間パリで中国人の友達3人と私とで彼女たちのおすすめ中華料理屋さんへ行ったとき、ガチすぎて店員さんがオール中国語で、注文の際友人が私の分もオーダーしていたら、担当者が私に対して「え、こいつは?」みたいな反応をされたのを思い出して、、
それと今回比べてしまったので、そのような印象になったのかもしれません。
(そのときはリトル中国って感じでそれはそれで面白かったけどね)
今回面白かったのは、味噌汁に発見があったこと。
一口目でカツオだしが効いてて美味しい!と思ったのですが、何か違うぞ…でもどこかで飲んだことあるぞ…
思い出したのは某回転寿司屋のうどんだしの味。
www.higashimaru.co.jp
全くもって、これでした。
おいおい、美味しいけどこれは味噌汁ではないぞ!
まとめ
オルレアンでフランス人相手に
「いや本当の日本食というのはね、こういうものではなくもっとこう……」
と食通のようにふるまいたいときにおすすめなレストランです◎