私のフランスの歩き方

留学帰りの某トビタテ生しかちゃんの感じたフランスブログ

Bonjour, ça fait longtemps. Comment allez-vous ?

春ですね。フランス旅行ビギナーのための安全対策

フランスは桜の季節も終わりかけ、ピンクの地面がかわいらしいこの頃です。

こんにちは。イースター休暇 (les vacances de Pâques、レ・ヴァカンス・ドゥ・パック) にロンドンとベルギーを訪問中のしかちゃんです。

楽しいけど、ぽかぽか陽気のフランスが恋しい、、

 

さて、春と言えばどんな季節でしょうか。

新しい生活、年の節目、花々の見頃…

いやそれとも、花粉症に虫が出始めること…?

出ると言えば、あれもあります、変質者。

 

観光中はスリに気をつけよう、とは言いますが、なかなか実感が持てないこともあるかと思います。
この記事を見て、「明日は我が身」と感じていただけたら幸いです。

 

邦人犯罪被害

 

今年3月中に大使館領事部に届けられた日本人の犯罪被害件数をご存知でしょうか。

 

実に42件です。

 

今のところ2017年の件数は107とのこと、他の月と比べて3月にいかに多かったかわかります。

在仏日本大使館によると、


◎卒業旅行等により渡仏した20歳代の被害が目立ちました。観光中、ちょっとした気の緩みで盗難にあっています。安全対策にも十分注意を払うようお願いします。
◎渡航にあたっては、外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録をお勧めします。

 

とのことでした。

 

事例とその対策

大使館が挙げた事例をみたところ、盗難がほとんどでした。これは対策でなんとかなります。

実際にあった事例から、3パターンに分類して被害を避ける方法を考えてみましょう。

 

観光客は、ある意味「ゲスト」ですが、ある人にとっては「カモ」だということを頭の片隅に。

 

1
  • モンマルトル付近のベンチでバッグを置いて座っていたところ、よそ見をしている間にバッグが盗まれていた。
  • ギャラリーラファイエットの靴売り場で試着をしていた際、気づいたらそばに置いていたショルダーバッグがなくなっていた。
  • ローマからパリへの航空機内で就寝中、首から下げていた貴重品入れが盗まれていた。

 

その1、荷物から目を離さない

「よそ見をしている間に」「気づいたら」「そばに置いていたショルダーバッグ」「就寝中」「首から下げていた貴重品入れ」、、、ですと?!

スリはもちろんスった人が悪いですが、スられた人にも責任がある、と言われてしまうのはまさにこのことでしょう。

 

どうしても荷物を見ていられない場合には、同行者に託す、足の間に挟む、といった方法が有効です。

少なくとも、自分の体に密着させて、手をかけておくなど警戒することで、ターゲットにされにくくすることは必要です。

 

また、公共交通機関に乗車中は、なるべく椅子を確保して荷物を膝の上に抱えておくのがベストです。

 

2
  • オペラ座付近で写真撮影をしていた際、いつの間にかバッグのチャックが開けられ、貴重品を盗まれていた。
  • 凱旋門を上まで登ってから、降りてきた際、ショルダーバッグのチャックが開いていることに気づき、財布がなくなっていた。

 

その2、スられないバッグを装備する

個人的ナンバーワンはウエストポーチです。

 

以前モンサンミッシェルで出会った世界一周中の旅人から聞いた話では、アンケートと偽り声をかけられ、ぶつかられ、その拍子にウインドブレーカーの胸元のポケットのチャックを開けられスられたとのこと。

幸い盗まれたのはフリスクだけでどうってことはなかったらしいですが、チャックの付いたポケットでも危ないと教訓になったそうです。

 

その点ウエストポーチなら、上着の下に装備できるので、急にぶつかられてうっかり体をまさぐられても大丈夫。

え、おしゃれなパリにはおしゃれなバッグでいきたいですか?

いや〜、そんなオサレ感、パリにはないと思います、、、

ちなみに、フランス人がカップルで行きたいロマンティックでおしゃれな街は、ヴェネツィアとミラノですからね。

そして、パリではパリジャンでもスられます。。

ここは身を守ることを第一に、ウエストポーチはいかがでしょう?

 

3
  • RER線、Parc des Expositions駅に停車中、椅子に座っていたところ、男性が近づいて来て物を落とし、拾って欲しいそぶりを見せて下を見ていた隙に、別の男がバッグを持って電車を降りた。ドアが閉まってしまい追いかけることも出来なかった。
  • 北駅構内で女性とその子どもにお金をせびられた際、気がつくとバッグを盗まれていた。
  • 北駅ユーロスター通路にて、男が携帯電話の画面を見せて何やら質問してきた。あしらっている隙に別の男がハンドバッグを奪って逃げた。

 

その3、不審な声かけに反応しない

心苦しい場面もあるかもしれませんが、それで善意を踏みにじられるなんて、構ってはいられません。無視を決め込みましょう。

そして、あしらうまでもありません。

聞こえていないふりをするか、一言ノンと残して通り過ぎるかすると、それ以上寄ってくることはありません

 

まとめ

安全確保は大事!

荷物にも工夫して油断なく、不審な呼びかけにも応えず、颯爽と安全な観光を!

 

参考資料

○ 2017年3月の邦人犯罪被害事例について(在フランス日本国大使館領事部)

フランス安全情報|在フランス日本国大使館

 

「パリシンドローム」については、この記事にて確認してみてください↓ 

shikachan-en-france.hatenablog.com

 

 

 

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